第一回キッズラボ神戸の模様です。
写真クリックで拡大します。
デザインってなんだろう?プロってなんだろう?ディスカッションからスタートです。
真剣なまなざしは一人の人間として参加している証明。
だからキッズラボKOBEではキッズを子ども扱いしません。
さあプロの使用する道具でプロと同じ心構えで作業開始です!
むずかしい作業は自然と仲間同士で助け合いの輪がひろがりました。ほかの子の作業中も注目が途切れる事はありませんでした。
エッジャーというアメリカ製のカッターでの作業。プロを目指している大人でも困難な作業ですが全員高い水準でクリアーしました。
どうしても筋力が足りない作業だけ大人が補佐にまわります。子どもさんの意向を大切に考えてくださる保護者さんの参加の思い出は子どもにとっても最大のギフトでしょう。
”最近のコは集中力が綯い”とか”バーチャルばかりでかわいそう”なんて台詞はこの力強いまなざしの前にはまるで意味がないように思いませんか。
年齢に関係なくなにかをやり遂げようとする人間のなかにはプロフェッショナルな魂がめばえています。その力はみんなが平等に持っているもの。見よ!小さなプロ集団。
”子ども達が僕たちプロと出会う”ワークショップではなくて”子ども達のなかに芽生えているプロと出会うワークショップ”がキッズラボKOBEなのです。
親子で一つの文化を共有することは国籍や性別、年齢を越えて文化を共有することの原点だと思います。
みんなと出会えて楽しかったしこちらもいっぱいいっぱい勉強できましたよ!ありがとう、いつかまた会いましょうね。
撮影 フォトグラファー/弐宮 憲吾氏
キッズラボKOBEを終えて
本当に”ものを教えるっておこがましい事だな”っていうのが正直な感想です。
神戸市がファッション都市宣言を行ってから35年。
そして、昨年ユネスコの創造都市ネットワークの”デザイン都市”にアジアで初めて認定されました。
衣・食・住 人間が生きていく上で欠かせないものを官民年齢に関係なくそれぞれのプロフェッショナルが神戸と云う街と隣人に思いやりと愛情を持って長い時間をかけて磨き上げて来た都市デザインそのものが評価されたのだと思います。
この素晴らしい取り組みを大人達が勝手に決めたカタチだけの決まり事にしたくない。
子ども達が世界への扉をひらくきっかけになれないか。
自分たちの出来る範囲でなにかできること、、、を合い言葉に神戸ファション美術館、勝間さん、小堀さん、高木さんにご相談したのがキッズラボKOBE開催のきっかけでした。
当日かなり難解ではあるかと危惧しながらおもいきって上記の事柄をふまえて子ども達とディスカッションしましたが案ずることもなくダイレクトな反応としてボク達の元に投げ返してくれました。
教える事などほんとうは何も無くって子どものやる気を信じる事だけその気持ちをこころから尊重することだけで子どものなかのプロフェッショナルはぐんぐん育っていきました。
そしてその原動力は”思いやり”でしょうか。
今回御参加して下さった子ども達と親御さんの関係をみてボクたちが学んだ事です。
、、、ありがとうございました。
これからもキッズラボKOBEは継続します。
GUM-A-MAMA LEATHERS KOBE LLC/代表本田宏治